というテーマで話していきたいと思います。
皆さんはXやインスタグラム、facebookなどのSNSを使っているでしょうか?SNSの利用については、「人を不幸にする」「使えば使うほど不幸になる」といった話をよく耳にするんですが、その理由としては、
Xの場合ですと、否定や批判や誹謗中傷が多すぎたり、極端な男女蔑視の発言などが注目されて目につきやすいので心理的負担が大きく、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまったり、攻撃的になってしまったりすると言われています。
Instagramの場合ですと、リア充でキラキラ輝いている投稿を見ると羨ましくて惨めな気持ちになり、今の自分の状況と比べてしまい気分が落ち込んでしまう。といった感じで、どちらにしても利用者を不幸にするから使わない方がいいという話をよく耳にします。
ある調査では「SNS疲れの経験がある」と答えたのが全体の42.7%で、そのうちの半数以上の65%は20代の女性だったそうです。そしてこの「SNS疲れ」はそのまま放置すると、「脳疲労」や「うつ」の原因となるので注意が必要とも言われています。
そんなSNSなんですが、それとは真逆の結果が出てる研究もいくつかあって、これがなかなか興味深かったので紹介していきたいと思います。
例えばこちらの「SNSに社会資本はあるのか?」というこちらの研究では、
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1083-6101.2009.01474.x/abstract
「SNSを使うことで、社会的な信頼感が高まり、社会貢献の精神が強まる」という結果が出ていて、SNSを通じて誰かとつながり、コミュニケーションをとることで、社会との繋がりを感じられて幸福感を感じるということだそうです。
他にもこちらですね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20950180
こちらは「Facebookユーザーの感情的な反応」という研究なんですが、こちらの研究ではFacebookを使っている最中に被験者に電極をつけて、感情の変化をモニタリングしたところ、Facebookを利用中の被験者の幸福感がアップしていたという結果が出たんですね。
ということで、結局SNSは人を不幸にするのか幸福にするのかよく分からなくなりそうですが、「SNSは人を幸福にも不幸にもする」という研究があって、これがなかなか腑に落ちるものでした。
SNSで幸せになれるかは使い方次第
こちらの「SNSの利用と社会的幸福感」という研究では、
http://dl.acm.org/citation.cfm?id=1753613
積極的にFacebookを使って友人と交流を深める人は、幸福感を感じやすいと報告されています。例えば、頻繁に投稿をしたり、メッセージをやり取りしたり、他の人の投稿にコメントをつけたり、「いいね!」を押したりすることで、自分の社会的なつながりを実感できるのが要因とされています。
一方で、受け身的な使い方。ただ友達の投稿をぼんやり眺めているだけ、人気の投稿やインフルエンサーのページを見ているだけという人は、逆に幸福感が低下するという結果が出てるんですね。
ということで結論としては、SNSが人を幸せにするか不幸にするかは、結局のところ、どう使うか次第ということになりそうですね。
盛んに友達との交流をしてリアルでのつながりを深められる人や、趣味や意見の合う人と繋がり交流できる人はSNSを使うことで幸せを感じることができる。一方で、バズっている投稿だったり炎上している投稿やそのコメント欄を眺めてばかりの使い方は不幸を感じてしまう可能性があるということになります。
私はSNSはあまりやらない方なんですが、Xを開くとついバズっている話題や、そのリプ欄を眺めてしまい、気がつけば1時間も経っていた!ということがたまにあるので、そういった使い方はしないように気を付けていきたいと思います。
ということでXやInstagramといったSNSを利用している方は、不幸になるような利用方法はなるべく控えて、幸せになる方法で利用して自分にとってポジティブな体験を増やしていきたいですね。
ではまた。